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伝統工芸士
佐藤勝久
氏(水沢市羽田在住)
内閣総理大臣賞をはじめ、日展入選8回、日本現代工芸美術展の現代工芸賞受賞、同展入選5回など数多くの受賞歴を持ち、南部鉄器において日本伝統工芸士の資格を持つ現代の名工、佐藤勝久氏。鋳物職人として、特にお茶のお手前用としての鉄瓶、湯釜の製作において卓越した技能を発揮するとともに、南部鉄器の技術の向上と継承に貢献し続けています。
その確かな手から繰り広げられる「南部鉄金具」は、箪笥道楽の岩谷堂箪笥に「独特の個性」を息づかせています。
金具には、伝統技法による独特の手打ち金具と南部鉄による鋳物金具があり、前者は鉄板や銅板から何十種類ものタガネで絵柄を打ち出したもので、その重厚で華やいだ装飾性は、岩谷堂箪笥最大の特徴といえます。
後者、南部鉄金具を作る鋳造技術は、800年の歴史を誇り、平安時代の末期に藤原清衡が近江の国から鋳物氏を招いて鋳造をはじめたのが起源といわれ、その技術はいまも、国内はおろか世界の国々からも高い評価を受けています。特に飾り金具は、佐藤勝久氏の手で作られた「南部鉄金具」を使用しています。
なめらかで頑強な木地の上にはめこまれた「南部鉄金具」の精巧かつ重厚な風合いは、美術的な価値もさることながら、用と美の極地を追求した、岩谷堂箪笥ならではの伝統の証しとして、全国から多くの賞賛の声が寄せられています。
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